料理酒は米、米こうじ、食塩などを原料とした、料理に特化した醸造調味料です。
原料の米由来の有機酸やアミノ酸などは料理にうまみ・コクを付ける効果があります。 また、料理酒には肉や魚の臭みを消すはたらきがあり、アルコールと一緒に蒸発させる共沸効果、有機酸の各種作用による消臭効果、また醸造成分によるマスキング効果があります。
さらに、アルコールは食材を柔らかくする効果のほか、調味成分が食材に浸透するのも助けます。
「料理酒」は製造段階で「食塩」を加えて酒税対象外(=食品扱い)になるようにしております。そのため、アルコール分を含みますが、酒税がかからない為「日本酒」に比べて安価に購入することができます。「食塩」が入っていることで、調理の下準備に使用する際は料理酒1本で下味付け&臭み消しができるので便利です。
さらに、「日の出 料理酒(醇良)」は原料にブドウの醸造調味料をブレンドしているため日本料理だけでなく、洋風料理や中華料理などにもお使いいただけます。
料理酒 | |
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使う料理例 | 和洋問わず様々な料理 |
調理のポイント | アルコールを含むので、加熱が必要 |
アルコール度数 | 13%前後 |
肉や魚の臭みを消す | ◎ |
煮崩れを防ぐ | ○ |
うまみ・コクを付ける | ◎ |
甘みを付ける | |
てり・つやを付ける | |
味を染み込みやすくする | ◎ |
食材を柔らかくする | ◎ |
アルコールのはたらきで肉の水分を保ち、食材を柔らかくします。
また、アルコールが他の調味成分の浸透を促すことで、食材に味がよく染み込みます。
●煮物(魚)…料理酒のアルコールが蒸発していくときに魚特有の臭みを消し、風味を良くします。また、料理酒には食材を柔らかくする効果もあるので、ふっくらとして柔らかい、おいしい身質の煮付けができあがります。
●鍋、冷や汁…料理酒を加えることで、鍋や冷や汁に入れた肉や魚などの食材の臭みをとり、食材のうまみをアップすることができます。また、アレンジ次第で温かい鍋から、冷めてもおいしい冷や汁まで楽しむことができますよ。