日の出料理酒コラム

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料理酒はそのまま飲むことができるのか?

料理専用に製造・販売されている料理酒をそのまま飲めるかどうか気になられたことはありませんか?ここでは料理酒の成分や調味効果など、どのような調味料なのかという点にも触れながら、料理酒を飲むことができるかどうかについてご説明いたします。

料理酒(料理酒類全般)とはどのような調味料?

料理酒(料理酒類全般)にはいくつかの種類があります。一般に販売されている料理酒は「料理酒(加塩料理酒)」「純米料理酒 (加塩料理酒)」「料理清酒(非加塩料理酒)」「純米料理清酒(非加塩料理酒)」の4つです。

 

料理酒(加塩料理酒)

料理酒は、米、米こうじなどを料理専用に加塩発酵 (製造工程で塩を加えて発酵させる手法)させた調味料です。日の出 料理酒(醇良)は原料にブドウの醸造調味料もブレンドしているため日本料理だけでなく、洋風料理や中華料理などにもお使い頂けます。アルコール度数は13%前後ですが、製造工程で塩を加える加塩発酵によりお酒としては飲めなくする「不可飲処置」を施しているため、酒税法上の酒類には該当しません。

 

純米料理酒 (加塩料理酒)

純米料理酒は、米、米こうじを料理専用に加塩発酵しただけの調味料 で、副原料は一切使用していません。米由来のうまみやコクに100%こだわりました。アルコール度数は12%前後ですが、料理酒同様「不過飲処置」を施しているため、酒税法上の酒類には該当しません。

 

料理清酒(非加塩料理酒)

料理清酒は、酒税法上「清酒」に定められた原料と製法で醸造された酒類調味料です。日の出料理専用の清酒は、お米の醸し出す天然うまみ成分を飲む清酒に比べ約20%アップさせたお酒で(当社清酒比)、料理にうまみやコクを付与します。アルコール度数は13%前後で、酒税法上の清酒に該当します。

 

純米料理清酒(非加塩料理酒)

純米料理清酒は、酒税法上「清酒」に定められた原料と製法で醸造された酒類調味料です。副原料は一切使用していません。アルコール度数は13%前後で、酒税法上の清酒に該当します。日の出稲美町産純米料理清酒は、当社独自のもち米四段仕込み、肉や魚の生臭みを消す効果をアップさせるため、有機酸(クエン酸)を生成する白麹を一部に使用したW麹仕込みで仕上げたこだわりの逸品です。

 

料理酒はそのまま飲める?

ここまでご説明してきました通り、料理酒は大きく4つの種類に分けることができます。

このうち、料理酒(加塩)純米料理酒(加塩)は、上述の通り「不過飲処置」を行っているため、そのまま飲むことはできません。料理清酒純米料理清酒は「不過飲処置」は行っていませんが、一般的に飲用として販売されている清酒(日本酒)は、お米の外側をしっかりと削る精米と呼ばれる作業を行いすっきりとした味わいに仕上げるのに対し、料理清酒はあえてその部分を残す事で、お米のうまみ成分をたくさん残しています。しかし、直接飲む場合はこれが酸味や雑味となるため、料理清酒純米料理清酒は飲用には適しておらず、料理用に使われることをおすすめします。

料理清酒純米料理清酒は酒税法上の酒類に該当するため、20歳未満の未成年の方の購入はできません。一方、料理酒(加塩)純米料理酒(加塩)は酒類に該当しないため、どなたでもお買い求めいただけます。

 

まとめ

料理酒は大きく4種類に分けられます。料理酒(加塩)純米料理酒(加塩)は「不過飲処置」が行われているため飲むことができず、料理清酒純米料理清酒は法的に20歳以上の方であれば飲んでも問題ありませんが、適していません。料理酒はいずれも料理がおいしく仕上がるように製造された調味料ですので、料理用に使いましょう。

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