日の出みりんコラム

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みりん大さじ1の量やカロリーは? みりんを使ったおすすめレシピも紹介

「みりん大さじ1」は何グラムで、カロリーや糖質量はどれくらいなのか、料理をするときに疑問に思ったことがある人は多いでしょう。おいしい料理を作るためには、レシピに書かれている調味料の量を正しく計ることは大切です。

今回は、「みりん大さじ1」の量やカロリー、正しい計り方について解説!また、「砂糖の代用にみりんが使えるの?」や、「計量カップがないときの対処法」など気になる疑問に答えます。みりんを使ったおすすめレシピも紹介するのでぜひチャレンジしてみてください。

大さじ小さじの正しい量り方をおさらい!

おいしい料理を作る秘訣は、調味料をきちんと計ることから。とくに初めてのレシピに沿って料理を作る場合には、正しい分量をきちんと計るのが基本です。

よくレシピに、「大さじ」「小さじ」と分量の表記がありますが、大さじは15ml(15cc)、小さじは5ml(5cc)なので、覚えておきましょう。

計量スプーンでしょうゆや酒、みりんなどの液体物を計るときは、計量スプーンギリギリまで液体を注ぎ、表面張力で盛り上がった状態が正しい量となります。大さじ(または小さじ)1/2の場合はスプーンの底の丸みがあるので、スプーンの深さの2/3を目安にしてください。

計量カップを使用する場合は、液体を注いで平らな場所に置き、真横から目盛りを見て計りましょう。

計量スプーンや計量カップがない時はどうする?

計量スプーンや計量カップがない場合は、家にある代用品を使って計る裏ワザも……!

ペットボトルのふたは規格が統一されており、ふた1杯で7.5mlなので、大さじ1ならペットボトルのふた2杯分。小さじ1はペットボトルのふた約2/3の量となります。

また、ティースプーンは約5ml、カレーなどを食べる大き目のスプーンは約15mlとなるので、目安としてスプーンを代用するのも手です。

そのほか、一般的なお玉で代用する場合は1杯で50ml計れるので、覚えておきましょう。

みりん大さじ1の量やカロリーは?

大さじ1は何g?

みりん大さじ1の重量は18gです。ちなみに水や酒、酢は大さじ1が15g、しょうゆはみりんと同じ18g。計量スプーンや計量カップがない場合は、計りを使って重量から計ることもできます。

みりん大さじ1のカロリーは?

みりんは大さじ1(15ml)分で41kcal(※1)。「国産米本みりん」「本みりん(醇良)」ともに同じカロリーとなります。

ほかの調味料と比較すると、料理酒は大さじ1で12kcal、しょうゆ(こいくち)は大さじ1で12kcal、砂糖(上白糖)は大さじ1で35kcalです。

みりんはカロリーだけ見るとやや高めではありますが、和食の風味付けには欠かせない調味料。しかも大量に使うわけではないので、ほかの食材や飲み物からの摂取カロリーを調整しながら取り入れていきたいですね。

(※1) 「日の出本みりん」場合。なお、「本みりん(混成酒類)」は43kcal。

みりん大さじの糖質量は?

みりんの糖質量は大さじ1(15ml)分で7.8g(※2)。米から作られることもあり甘みがあります 。ちなみに、料理酒大さじ1の糖質は0.7g、しょうゆ(こいくち)大さじ1の糖質(上白糖)は1.2g、砂糖大さじ1の糖質は8.9gです。

みりんは砂糖に比べると糖質量はやや低くなっているだけでなく、血糖値を上げにくい低GI食品ともいわれています。さらに、優しい甘みなので味がまとまりやすく、煮崩れを防いだり、照りを出したりと、さまざまな効果が期待できます。

最近では砂糖の代わりにみりんを使ったスイーツも話題となっているので、ぜひ注目してみてください!
(※2) 参考「日本食品標準成分表(八訂)」

砂糖の代用でみりんを使うときの量や注意点

砂糖がない場合は、みりんで代用することもできますが、糖質量や風味が異なるため量の調整が難しく、思った味に仕上がらないかもしれません。

砂糖の代わりにみりんを使用するときは、砂糖大さじ1に対し「日の出本みりん」であれば、大さじ3杯が目安です。ただし、砂糖とみりんでは甘さの質も感じ方も異なるため、あくまでも目安にしてください。

火を使わないスイーツなどに本みりんを使う場合は、アルコールが含まれているので注意しましょう。アルコールが気になる方は新味料(みりん風調味料)がおすすめです。

砂糖の甘みはショ糖(スクロース)が100%ですが、みりんにはブドウ糖やオリゴ糖など複数の糖類がおりなす複雑で深みのある甘みが特徴です。そのため、単純にみりんの分量を砂糖に置き換えてしまうと甘みが目立ってしまいますので分量を調整しながら加えましょう。

コクが足りないと感じた場合は、「料理酒」を加えることで米由来のコクをプラスすることもできます。

砂糖には砂糖の、みりんにはみりんの、それぞれの役割があります。しっかりとした甘みをつけたいときや、すき焼きなど肉料理の肉が硬くなるのを防ぐためには「砂糖」を、甘み加え、煮崩れしやすいものを煮るときや、照りやツヤを出したいとき、魚料理のくさみを抑えるなど下ごしらえには「みりん」を使いましょう。

それぞれ代用はせずに臨機応変に使い分けることも料理上手への近道です。

みりんを使ったおすすめレシピを紹介

みりんは煮物など和食に使うイメージが強いかもしれませんが、魚料理の下ごしらえやスイーツなどにも幅広く使える調味料です。ここでは、みりんを使った定番からユニークなレシピをいくつかご紹介します。

肉じゃが

みりん初心者なら、まずはみりんを使う定番中の定番の煮物「肉じゃが」にチャレンジしてみて!使う調味料はシンプルですが、その絶妙な配合のバランスがおいしく仕上げるコツです。

レシピはこちら

サーモンとじゃがいものバター醤油焼き

「サーモンとじゃがいものバター醤油焼き」は、お酒のお供にピッタリな一品です。サーモンの代わりに、鶏ささみや鱈などでアレンジしても◎!

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みりんプリン

「みりんプリン」は、砂糖不使用で、みりんの甘みを楽しむユニークなプリン。奥深いおいしさにハマること間違いなし!

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みりんキャラメル

話題沸騰中の目からウロコのお菓子「みりんキャラメル」。みりんの自然な甘みが生きたキャラメルは飽きずに何個でも食べたくなるおいしさです!

レシピはこちら

そのほかの日の出 とっておきのレシピを知りたい方はこちら!

とっておきのレシピ

一家に1本、みりんは常備すべき調味料!

みりんは少量加えるだけで、料理の仕上がりをワンランクアップさせてくれる魔法のような調味料です。

みりんには「本みりん」と「みりん風調味料」がありますが、伝統的な製法で作られアルコールが含まれているのが「本みりん」。本みりんの調味効果を追求し、アルコールを飛ばすための加熱(煮切り)をしなくても使えるようにアルコール分を1.0%未満に抑えたのが「新味料(みりん風調味料)」となります。

煮崩れを防ぐ効果を期待したり、みりん本来の風味を楽しみたいときには「本みりん」を、アルコールが気になる料理や料理の味の調整をするときには「みりん風調味料」がおすすめです。

「本みりん」「みりん風調味料」の違いはこちらをチェック

料理の風味をアップさせ、プロの味&仕上がりに近づけるのに欠かせない存在なので、ぜひ一家に1本用意して活用してみてください!